60℃以上のお湯につけると粘土のように柔らかなくなり、自由に形が作れる。そして冷えると、プラスチック特有の硬さに戻るのがプラフレンドです。
そのプラフレンドならではの特性は、アクセサリー、フィギア製作などの形作りはもちろん、プラスチック製品の修理や、型取りなど、多岐の用途に渡りご利用いただけます。このページでは、プラフレンドを使った実例をご紹介しています。
イヤホンの修理、水道の蛇口の水漏れ修理、ハサミの修理、バナナ、箸置き、iPod用のスタンド、釣り具、ルアー、プラスチックケースの修理、ヘビ、マスカット(ぶどう)、スパイダーマン
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イヤホンの修理。
写真では少々わかりづらいかもしれませんが、上のイヤホンのキャップはプラフレンドで作ったものです。色は基本の白いプラフレンドに、黒を使って色付けしてあります。
イヤホンのキャップが、気づいたら外れており、そのまま紛失。そのままでは使えなかったので、次のイヤホンの購入までのツナギとしてプラフレンドを使ってキャップを急遽作成したというわけです。
水道の蛇口の水漏れ修理。
水道の蛇口上から水がポタポタと漏れるようになったのを、プラフレンドを使って止めたもの。
古くなってきたせいか、ある日を境に水がポタポタと漏れるようになりました。そこで、水道屋さんに取り替えてもらう前の応急処置として、プラフレンドを使って水を止めた、というわけです。
ベースの白いプラフレンドを少し多めに溶かして、漏れている箇所に巻き付けただけで作業は完了です。
ただし、プラフレンドは60℃以上で溶ける性質を持っていますので、お湯に触れるものには使えない点には、くれぐれもご注意ください。
ハサミの修理。
ハサミの持ち手の部分が、割れてしまいました。新しいハサミを買うまでの間、ハサミを使う機会があったので、プラフレンドを使って取り急ぎ応急処置をしたものです。
基本の白いプラフレンドを溶かして、割れてしまった箇所に巻き付けただけ。所要時間は約10分程度。もちろん、完全な修理ではないので、多少の使いづらさは残りますが、応急処置としては合格点といえそうです。
バナナ。
どっちのバナナが本物で、どっちがプラフレンドを使って作ったものかは、一目瞭然ではありますが、プラフレンドにはこういった使い方もあります。
基本の白いプラフレンドに黄色で色付け、さらに、黒ずんだ部分は黒を混ぜ混んであります。
下のバナナがプラフレンドで作ったものです、一応、念のため。
箸置き。
プラフレンドを使って作った箸置き。プラフレンドを溶かして、箸置きの形に成形するだけ。ものの5分ほどで作業は完了です。基本の白いプラフレンドに、赤色のプラフレンドを混ぜ込んで白と赤のマーブルを表現しています。
正直、もっと綺麗なマーブルにしたかったのですが、いかんせん失敗です。何度か挑戦してコツさえつかめば、綺麗なマーブル模様にすることも、それほど難しくありません。ぜひ、皆さんもトライしてみてください。
iPod用のスタンド。
家電量販店に行けば、iPod用のスタンド、iPhone用のスタンドは、綺麗にデザインされたものが沢山並んでいます。ですが、あえて手作りしてみるのもよいかな、ということで、iPod用のスタンド作りに挑戦。
基本の白いプラフレンドを使って、最初にiPod本体を囲む枠を作り、その後、足をドッキングさせました。上の足を少し工夫して、フック形状にすることで、何かに引っ掛けられるようにもしてみました。</P
仕上がりの見た目は、既製品には到底かないませんが、愛着は断然湧いてきます。ぜひ、皆さんも挑戦してみてください。
釣り具、ルアー。
釣り道具の一つ、ルアー、疑似餌。写真の3つのルアーは、すべてプラフレンドで作ったものです。
赤に黄、緑に青と、プラフレンドは、専用のカラー材を使うことで色づけできるのも特徴のひとつです。さらに、混ぜ具合によって、色の濃淡、マーブル、グラデーションも表現できるようになっています。
もちろん、市販品の綺麗なルアーに比べれば、見た目は若干劣りますが、ルアーを自作してみるのも、釣りが好きな方にとっては楽しみの一つであるようです。
さて、写真のルアーを使っての釣果はどうだったか?
すみません、そこは聞いてません。
プラスチックケースの修理。
プラスチックケースが割れてしまい、ヒビが入ってしまいました。その割れ目を埋めようと使ったのが、プラフレンドです。
少し分かりづらいかもしれませんが、写真のちょうど中央部分。他の白とは少し違った色をしているのが、プラフレンドを塗ったところです。
今回は形を作るというよりも、ヒビの部分を埋めるという修理作業。ですので、溶かしたプラフレンドを薄く延ばして貼り付ける作業を行いました。
見た目は少し雑かもしれまえんが、ヒビ・割れ目は見えなくなり、ケースとしてもそのまま使えるようになりました。
ヘビ。
本物に見えませんか?
いや、正真正銘、プラフレンドで作ったヘビです。
基本の白いプラフレンドを溶かしてから、別に用意した黒を混ぜ込みます。しっかりと混ぜれば、黒単色に色が変化します。
最初は細長い円柱を作って、頭の部分を成形。あとは、ナイフで輪郭やシワの部分を表現しています。
少し光って見えるのは、プラスチックならではなの特性。この辺は、一般的な粘土とは、また違った風合いに仕上がります。
マスカット(ぶどう)。
左側は本物のマスカット、右側がプラフレンドで作った、プラスチック製のマスカットです。
本物よりも色が鮮やか過すぎてしまいましたが、何とかマスカットらしくは見えているのでないでしょうか?
プラフレンドは基本の白以外にも、5色の色付け用のカラーを販売しています。黒・黄・緑・赤・青、これらを上手く混ぜることで、様々な色や模様が作れるようになっており、それもプラフレンドを使う際の楽しみの一つといえます。
スパイダーマン。
写真は、プラフレンドで作ったスパイダーマンです。手から糸を出すところまでも再現しており、ビルを背景にしたこともあり、本物らしく仕上がりました。
赤く色づけしたプラフレンドと、青く色づけしたプラフレンドを使って、コスチュームを表現。目の部分は、ベースの白。色を表現できることで、作品作りもより幅が広がります。